5日から8日にかけて、富士山に続き立山と白山の禅定を仕えさせて頂きました
5日 午前4時に教会を7名で出発 敦賀から北陸道を立山まで走ります
麓の旧芦峅寺(あしくらじ)現在の雄山神社を参拝
眷属二十一社のうちの太刀尾天神社や開山の慈興上人墓所を拝礼
その後、閻魔堂にて施餓鬼を仕えます
「日本国の衆生 罪を作りて多くは立山の地獄へ落つ」と言われて、立山は地獄であると考えられていました
また、女性は成仏できないという思想から、布橋潅頂という女性救済の行事が行われ、おんば尊という神が女性の代わりに立山へ登って行をして下さるという信仰もありました
我々の徳積みを微力ながら立山の衆生に回向させて頂くというのが立山禅定での徳積みのテーマであり、自身の犯した罪を滅するための禅定でもあります
ケーブルカーとバスを乗りついで室堂へ 慈興上人が立山権現に出会った玉殿の岩屋を拝礼し、雄山頂上を目指します
昨年に続いて白装束の人々は我らのみでしたが、面白いもので、徳を積む心でお参りしていると、去年と違い手を合わせて下さる方や、唱歌を口ずさむ方がいたりと、去年とは反応が変わったように感じました
去年泊まった一の越小屋からはガレ場の急な尾根を登ります
早朝の出発で一気に3000mくらいまで登ったせいか、行の功徳にすがる方々のせいか、身体がしんどくて皆 二の越までは辛かったと後で話していました
幸いに天候は雨もなく御守護を頂いたなかに無事に頂上へ着き、頂上参拝のご祈祷を受けました
今年は山中の山小屋が一杯で取れなかったのでこの日のうちに下山して、上市にある大岩山日石寺前のだんごやへ宿泊
(8月9日のサザエさんのオープニングが富山県でしたが、日石寺のお不動さんと滝も出ていました)
有名なそうめんを頂き、一日の疲れを癒す事が出来ました
6日は9時から目の前の日石寺へ参拝
磨崖佛といって大岩に御不動様や両童子を刻んだ本尊が圧巻です その大岩が剣岳から続いていると言われており、昨年の禅定の折も立山和光権現はやはりお不動様であると感じて先達さんの導きで参拝しました
大変ありがたい行場でした
立派な滝行場もあり、300円で白衣を借りて皆で水行を仕えさせて頂きました
教会長は痛風の痛みがあったのですが、滝を頂いて痛みは取れ、その後の行程を無事に歩けたと申しておりました
日石寺参拝を以って立山は無事に満行とさせていただきました
そこからは白山へ向かいます 拝
南無立山和光大権現
南無開山慈興上人