立山登拝

7月28日から30日まで、富士山に続いて三山禅定の行場たる立山・白山へ登拝をさせて頂きました

 

28日 3時に教会を立ち岩峅寺駅で東京から参加の女性2名と合流して雄山神社へ参拝

地元の祭礼が行われていて、子供たちが御輿を出して賑やかでした

こちらで代参の祈願を捧げて、閻魔堂、布橋をお参りして立山駅へ

 

平時は多くの登山客でいっぱいの立山ですが、台風12号が接近している中ですので人は少なめです

 

ケーブルカーとバスで室堂へ到着

外に出るとやはり強い風が吹いています

まずは開山の行場たる玉殿の岩屋へ参拝しようと向かったのですが、雪渓に道がついておらず、遥拝とさせて頂きました

 

雨は降っておりませんでしたので、昼食をとり登拝を開始致しました

晴れておれば、多くの登山客や林間学校の子供たちがすれ違う道ですが、下りて来る人はまばらで、登る人となると我々以外ほんとうにまばらです

 

強い風の中 一の越へくると尾根へ出ます

より一層の強風が吹いて、これは登拝を断念せねばならないか・・・と大いに心配をして、誰かが怪我したら帰ろう、立ち入り禁止の札があったりしたら帰ろうと思い、雄山頂上へ向かいました

 

ここは急坂で浮石も多く危険なところですが、風下の尾根の脇を通っていきますので案外風の影響がなく、これなら、と歩みを進めて参ります

 

無事に雄山頂上へ到着した時にはホッと致しましたが、それもつかの間 頂上社は台風の為閉鎖されておりました・・・

そこへ3名の男性が登ってきましたが、よく見ると麓の町の警察の山岳警備隊の方々でした

どこへ向かわれますか?と聞かれ、これから先は特に真砂岳が吹きさらしで風が強いので気をつけて下さいと教えて下さいました

 

標高が上がるにつれて、風もどんどん強くなっていましたので、社前で手短に拝礼をしてすぐさま大汝山へ

 

大汝小屋で休憩したところ、普段なら土曜日は満員のところ我々以外は誰もおらず、今日は誰も前を通っていないよ、と。

 

次は富士の折立からの急坂を下っていきます

道は険しいですが、風は山のかげになりあまり当らず通過

 

そこからは真砂岳を経て内蔵助山荘ですが、警備隊のおっしゃった通り、さえぎるものがないところでの強風です

だんだんと身体が持っていかれるような風になり、ついには身をかがめて杖で支えないと動く事もままならないような強風になりました

 

教会長も風で転倒し、ハチマキとめがねが飛んでいったのですが、幸いに見つかって事なきを得ました

 

16時半頃に無事に内蔵助山荘へ到着 小屋の方も「大変だったね~~」と迎えてくれました 他の泊まりはガイドさん1名と3名の登山客だけでした

食事と、お許しを頂いていたお神酒も頂き就寝 ここは富士山にくらべたらスイートルームの寝心地です

 

翌29日 まだまだ風と霧雨が残る中 ギリギリまで小屋で待機して8時に出発

 

真砂乗越を経て別山へ ここでも風は昨日のように強く、すぐ後ろの人の声も聞こえません

別山への途中 麓の室堂は天気が良く見えていました

するとその山容に大きな虹がかかりました

「御山をほんとうに荘厳してもらったなあ」と話しながら歩みを進めます

 

御守護の下 無事に別山へ到着 もちろん人は誰もいません

そんな中 御祈祷をしたところ、青空が覗いたと思ったら突然 和光権現の御降座があり、我々と神様だけのこの座を持てる事は利益であると御告げを頂きました

 

後は下山の道を進みます

剣御前小屋から雷鳥沢を経て室堂へ12時頃に無事に到着

 

立山総禅定を無事に満行することが出来ました

 

 

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