御嶽山夏山登拝と田の原御神火祭奉仕

6日から8日 今年一番の大行たる御嶽山夏山登拝と田の原御神火祭ご奉仕を仕えさせて頂きました

 

めったにない御神火祭奉仕ということで、多くの方々のご協力やご縁を頂いて総勢70名 遠くはオーストラリアのタスマニア、鳥取、愛媛から参加・ご奉仕を頂きました

 

6日 6時に教会をバス一台とマイクロバス一台で出発

 

王滝口里宮から各行場を拝礼して、清滝では30名以上の方々、下は7歳、上は75歳が御山と御神火成功のため水行を仕えて下さいました

 

7日 早朝から香霊殿において慰霊祭を斎行

今年は三名の霊神様を新たにお祀り申し上げました

その中で、当教会はじまって以来である外国人の方を霊神としてお祀りしました

国籍や性別や年齢は関係なく徳を積む事が、神様・霊神様の理想でありますがそれが実現した貴重な時間となりました

 

7日はいよいよ田の原御神火祭の準備を仕えますとともに、21名の方が九合目まで登拝を仕えて徳を神様に届けに参ります

好天で御山のお姿も田の原から望める中に、10時半から登拝組は出発致しました

 

準備の方々の代わりに遥拝所でも祈願を捧げて、さあ出発という時に、お子さんが1名 行きたくない、帰ると言い出しました

先達はじめ親御さん、周りの信者さんの説得で泣きながらもまずは次の休憩まで歩こうと励ましながら出発

 

しかしながら子供の力はすごいもので、だんだんと泣いていたのが泣き止んで、自分の力で一歩一歩登ってくれました

 

王滝口は木々が低いので、あまり晴れると暑さでしんどくなります

御守護の中 ほどよい雲がかかり、風も吹いてちょうどよい気候で陀羅尼を唱えつつ登ることが出来ます

 

何名かの登山客とすれ違いました しかしその数は数えるほどです 新たな地蔵尊や火山灰を目にするにつけ、やはりまだ噴火からの復興は中途であると改めて思うと共に、去年の雨の中 慰霊登山の方々とすれ違った事を思えば、確実に前に進んでいることも実感致しました

 

金剛童子で昼食をとります 田の原斎場が見えてすでにテントが並んでいるのがわかりました

 

ここからは段差がきつい道です 子供さんは段差ひとつが大変ですが、遅れることなく元気に登ってくれます

大人も負けずに登りますが、噴火前とだいぶ道の様相も変わっていますので神経を使います

 

一口水あたりの急坂を登り終えて、一口水へ到着したのは13時半でした 今年の豪雨や猛暑のせいか、雪渓はなく水もありませんでした

 

そこから170mで中央不動下の石室です

空気も薄くなり急な坂道を皆で陀羅尼を唱えて登り、13時50分 九合石室に到着しました

 

去年は霧で不動様の社もかすかに見えるのみでしたが、今年は王滝頂上の建物も見えて、ありがたい事でした

 

有難い涙が溢れて、先達や信徒も涙ながらに祈祷を始めて、ここまでの登拝の徳 準備して頂いている奉仕の徳 三山禅定の徳 すべてをここにお届けに参りましたと祝詞を奏上致しました

 

泣いていたお子さんも元気に登拝してくれました

その子が下山前に「やっと帰れる」と呟いて、信徒の一人が「まるで噴火で亡くなった方が言われたように聞こえた」と言ってくれたのが印象的でした

 

石室に詰めていた人に聞くと、朝4時頃は土砂降りの雨であったそうで、好天をもってお引き寄せ頂いたことに感謝です

 

20分ほどで祈祷を終えて、下山開始

同じ道を下るのは去年に続き2回目ですが、雨の去年とは違い歩きやすく下山できました

 

ゆっくりの方々と少し離れましたが、先発が15時40分過ぎに、後発が16時半前に田の原に到着し、21名 元気にケガなく下山することが出来ました

その直後から雨が降り出し、霧も出てきましたが22時頃には雨もやみました

 

先達は夕食前に祭礼の練習をして、18時から夕食 その後に仮眠をとります

 

23時に起床し、いよいよ御神火祭に取り掛かります

外は満天の星空と三日月が出ていました

 

受付や撮影、しける椅子を何度も拭いて頂いたりと70名皆さんのお力を集めて午前1時から開祭

 

御神楽の子供二人の舞もばっちり決まっていよいよ点火

 

火の粉が舞い上がるさまは、その火の粉ひとつひとつが神様や御山を荘厳する飾りのように見えて、夢の中にいるような心地でした 皆さんはどのように感じられたでしょう?

 

そして、午前2時半 田の原御神火祭を執り納めることが出来ました

 

翌8日 朝の御山は朝日に輝いて、頂上まできれいに見通せ、田の原でその時刻に拝んだ御山は初めてでしたが一生忘れないでしょう

再びはるかに見える頂上へ引き上げて頂ける事が楽しみです

 

8日 神様より「御山を荘厳してくれた皆が、利益を受けて自らの人生を荘厳して再び御山へ来ることが今回の御神火の満願成就である」とお告げを頂き、先までの御守護を保証して頂いたことは先達冥利に尽きます

 

ご奉仕頂いた方、登拝、代参、護摩木申し込みの方に至るまで、徳を積んだ以上は返しの利益を受けることは必然・義務であります

徳の返しの利益を受けて、2020年 滋賀県教区で奉仕する御神火祭により多くの家族が礼参りしてくれることを楽しみにしております

 

田の原御神火祭成功 万歳!万歳!万歳!!

 

 

 

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