三徳山 大山 英彦山登拝 2

英彦山

比古、日子山、彦御山と呼ばれていたが、弘仁十年(八一九)法蓮上人が嵯峨天皇に「法蓮は邦家の彦、また是本朝の仙なり」と称えられ、「彦山」に改めたとされる。

江戸時代、享保十四年(一七二九)に霊元法皇の院宣によって天下に遍く霊験の勝れた山として「英」の字を賜り「英彦山」と記すようになった。銅鳥居の英彦山の額は勅額である。

 

開山伝承

(神道)北岳に先住神の大己貴神が三女神(田心姫、タギツ姫、市杵嶋媛)を伴い鎮座していたが、山名の起源とされる天照大神の御子(日子)アメノオシホミミノミコトにその座を譲り輔弼神として南岳にイザナギ、中岳にイザナミが天降ったとされる。

(仏教)百済からの仏教伝来以前に、北魏の孝荘帝皇子の善正が出家し、渡来して英彦山の岩窟で修行し猟師に殺生を戒めていた。ある日、猟に来た藤原恒雄の射倒した白鹿が三鷹の介護で蘇生した奇跡に罪を悟り、弟子・忍辱(にんにく)となり、私財で祠霊山を建て善正の奉じる異域の神を祀ったのが宣化三年(五三八)であるという。

(修験道)役行者が伊豆大島への流刑を許された大宝元年(七〇一)、老母を伴って英彦山に飛来し、不老不死の薬をもつとされた中国の女仙・西王母を尋ねて再び英彦山に至り、やがて熊野へ向かったという。

 

英彦山では仏教に道教の神仙思想の影響が見られ、御符や製薬にも神仙思想を色濃く伝えている。

 

英彦山四十九窟→弥勒浄土の兜率天四十九院に擬して形成された

英彦山三所権現

主神 北岳 法躰権現 本地・阿弥陀如来 天忍穂耳命

   中岳 女躰権現 本地・千手観音  イザナミ命

   南岳 俗躰権現 本地・釈迦如来  イザナギ命

英彦山豊前坊 善正上人 忍辱上人(にんにく) 役行者

 

中世、後白河法皇の御世 養和元年(一一八一)、畿内二十八荘園を新熊野社の維持のため寄進したが、その中に英彦山があり、熊野信仰と結ばれる。大廻り行として回峰行が儀礼化している。

鎌倉・南北朝・室町と経て権力者の庇護と独自の権益を得て、また南北朝の争いにより吉野での回峰が困難となったので、各地の霊山での大峯になぞらえた回峰修行が盛んとなった。

室町期には、近世まで続く一山組織が形成された。衆徒方(天台)、惣方(神道)、行者方(修験道)それぞれにて法会や峰入りが行われていた。(能・謡曲の「花月」の題材になる)

戦国期に入り、永禄十一年(一五六八)肥前・龍造寺隆信と天正九年(一五八一)に豊後の大友宗麟の焼き討ちで全山焦土と化し、天正十五年(一五八七)秀吉の九州制覇で英彦山神領は悉く没収され、その直後に座主・舜有も急逝するなどで中世英彦山の繁栄は終焉した。

 

幕藩体制の下、慶長六年(一六〇一)豊前小倉藩主細川忠興は、養子忠有を英彦山座主に推挙し、同時に千百石を寄進、天和二年(一六一六)に霊仙寺大講堂(現・英彦山神宮奉幣殿)を再建する。

肥前佐賀藩主鍋島勝茂は、元和九年(一六二三)に銅鳥居を表参道に建立する。

この最盛期に京都聖護院は、英彦山を末山と主張し、英彦山は幕府に訴訟して元禄九年(一六九六)に勝訴して、「天台修験別山」と公認された。

 

凡聖同居土 ぼんしょうどうこど 僧俗混住で産屋がある

方便浄土  ほうべんじょうど  宿坊のある聖域で出産禁制

実報荘厳土 じっぽうしょうごんど 修行に専念して報われる浄土

常寂光土  じょうじゃくこうど 神仏の永久絶対的浄土

 

全域で殺生や稲作を禁じたが女人禁制ではなかった。

 

天明から明治維新にかけて度重なる飢饉と火災、疫病により信仰圏からの布施が激減し、戸数や人口も減少していった。幕末になると攘夷派の長州藩と佐幕派の小倉藩が対立、英彦山内も二派に割れたが、英彦山内の尊皇派の蜂起を懸念した小倉藩が英彦山を占拠し、座主をはじめ山伏十数名が連行された。座主は年内に帰参、しかし八名は獄死。

 

直後の明治維新と神仏分離令、権現号の停止、明治五年(一八七二)の修験宗廃止令で伝統的な英彦山一山組織は崩壊した。

 

大山を下山して英彦山へは高速道路を使っても6時間半かかります

 

手前の香春(かわら)市のホテルにて宿泊

 

翌24日 快晴の下 5時半に出発

銅鳥居の脇に駐車していよいよ英彦山登拝を仕えます

 

鳥居脇に大行事神が祀られてあって、ふらちな者が入山しないか見張る神様ですので拝礼

700メートルほどある立派な石畳の参道は、明治以前は両側に坊が立ち並んでいて200坊、3000人が居住していたそうです

 

奉幣殿こと英彦山神宮にて登拝の旨と御守護を祈願して、殿の裏手より高住神社へ向かいます

この神社は英彦山豊前坊という天狗様が本尊で、人間を訓すために家に火を放ったり、子供をさらったりしたという恐ろしい方です

拝礼、祈願を捧げ終わったら、社務所の女性の方が居られて、私たちを見るなり「御嶽山からきたの?」とびっくりして急に感激し出しました

その方は、知り合いの先達に勧められて、今年の8月 一人で初めて御嶽山へお参りするとのこと

いろいろとお話を聞かせて頂き、神社裏の岩屋も案内して頂きました

 

神社までで、すでに一万歩以上歩いてきましたが、ここからが本番です

まずは北岳を目指して登拝 標高は高くないものの、大きな岩や木々が手つかずで素晴らしい道場だなあと感じました

 

途中、望雲台という行場を参拝 おそらくは覗き行をしたであろうその行場は鎖で登り降りる険しさ満点のところでした

 

そのあたりから道は険しくなり、頂上付近では鎖場もあってこのまま予定通りの登拝が出来るだろうかと大いに心配しながら、歩みを進めて行きました

 

奉幣殿から3時間半で無事に北岳に到着 御守護を御礼、祈願申し上げると気持ちも少し軽くなり、次の中岳を目指します

英彦山は北岳、中岳、南岳のこぶのような頂上が三つ並ぶ山容ですので、一度下ってまた中岳直前はきつい登りです

 

30分ほどで中岳に到着 殿内には他にも4つほどの講社がひでを奉納しておられました

 

8分で南岳に到着 立派な英彦山本尊の石像がありました

 

いよいよ下りの道です 南岳から鬼杉、大南神社を経て玉屋神社、奉幣殿へ戻りますが、下りも鎖の連続でたいそう急な道でした このあたりではさすがに疲れも出てきてフラフラになってきました

 

御守護の下 予定していた行場すべてを拝礼し、南岳から3時間で奉幣殿へ無事に帰着

 

長い参道を下って銅鳥居を出て、初めての三山登拝を無事に満行させて頂きました

 

どの山も徳を積むにふさわしい稜威をたたえる素晴らしい御山です さりながら廃仏毀釈や人の移り変わりで水はあるけれども蛇口が閉まっているような感じも受けました

ひょっとしたら、開山祭前に登拝させて頂いたせいかもしれませんが(大山は6月の第一日曜、英彦山は5月26日)

 

三日間 天候の御守護を頂けた事は、各山の本尊様に少しは目に留めて頂けたかなと思っております 次回はもっと精進してより良い登拝行にしたいと存じます       拝

 

 

 

 

 

 

 

 

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7月28日から30日まで、三山禅定の一座目である富士山登拝を仕えました

ひと夏に富士・立山・白山を巡拝する行を三山禅定といって古来よりの大行とされています

 

4名で御嶽山夏山登拝に続いて出発

 

富士宮市の富士山本宮浅間大社で東京の方4名と合流して8名で登拝を仕えます

 

白糸滝から山宮浅間神社とお参りして、山宮浅間では笛の音が聞こえるので、BGMでも流しているのかなと思ったら御神前で笛を奏でている女性がおられました

神様に出迎えてもらったようでありがたい事でした

 

人穴から富士吉田市の北口本宮へお参り

 

御師・筒屋さんへ宿泊 3年ぶりの講社の登拝を温かく出迎えて下さいました

 

28日夜は雷鳴も雨もありましたが、29日は快晴で御山を仰ぎ見る中を出発

 

シャトルバスで五合目へ行き、小御嶽神社をお参りして登拝を開始 平日ですので少し人出は少な目でした

 

朝は快晴すぎて、このまま登ると暑くて大変だなと思っていましたが、徐々に雲が出て日差しが苦にならずに順調に登拝をしていきます

 

29日は富士山登山競争が朝7時からあって、早い人は3時間弱で富士吉田市役所から頂上まで登ってしまうそうです

 

時間帯がずれていたのでかち合う事はなく、14時過ぎに元祖室へ 天拝宮でご祈祷を受け、烏帽子岩神社で祈祷を仕えて御山荘厳の徳をお捧げ申し上げました

 

コロナ対策で広々とした元祖室は快適に過ごせました

子供の団体などで満室でしたが日の出前にほとんどの方が出発したあとに6時に出発

 

2時間ほどで吉田口頂上の久須志神社へ到着

吉田拝所でご祈祷をして御礼申し上げました

 

富士山は下山も大行でしたが怪我無く無事に帰着して3年ぶりの富士山登拝が叶いました 下山の日は土曜日で団体の登山客もたくさんいてコロナ以前の賑わいを取り戻しつつありましたのは嬉しいことです

 

8月4日からは立山と白山の禅定です

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